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2009.10.22 (Thu)

ついったーやってます。

 twitterはじめました。

http://twitter.com/k_krono

 で、たまにつぶやいていたりします。
 ちょっとした気分転換になるので小説書きの方にはお勧めしたいツールです。
20:32  |  日記  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.09.22 (Tue)

『名探偵失格な彼女』

 『名探偵失格な彼女』読了。『十三番目のアリス』であまりの変貌ぶりに落胆して、伏見つかさはもう買わないと心に決めたはずなのになぁ。
 それでももしかしたら、と一縷の望みをかけて新刊を読んでしまうくらいデビューする前の作品は出来がよかったということなのでしょう。

 実はこの人がデビュー前に書いていた短編『名探偵失格な彼女(タイトルは同じ)』がとても面白かった記憶があって、つい買ってしまいました。
 自分の拳で自供を引き出す破天荒な名探偵と、ワトソン役兼ツッコミ担当の女の子、というのは同じだったんですが、他は別物でした。変にお色気や萌えを狙っているシーンには辟易します。

 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は売れてるみたいなので、懲りもせず気になってはいるんですが……。

名探偵失格な彼女 【書籍】名探偵失格な彼女 【書籍】
(2008/10/31)
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2009.09.22 (Tue)

『推定少女』

 『推定少女』読了。何故か本棚にあった。桜庭一樹が流行った時に買ってそのままにしておいたのでしょう。

 ざっくりと好きか嫌いかで言ってしまえば、こういう原因と結果が錯綜して因果がわけ分からなくなる混沌とした展開は嫌いです。(例外は「クリス・クロス」の後半。あれは当時面白いと思った)何故なら意味深なだけで意味がないことが多いから。

 山に落ちた隕石、父親を弓で射って逃亡した主人公、脆弱な子どもたちに与えられた回数制限付きの武器……、途中までは面白かったんだけど、広げた風呂敷を上手く畳みきれなかった印象を受けます。
 あえて畳まないのが桜庭一樹のスタイルなのかもしれませんが。

推定少女 (ファミ通文庫)推定少女 (ファミ通文庫)
(2004/09)
桜庭 一樹

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2009.09.22 (Tue)

『おいしいコーヒーのいれ方(1〜10)』

 そういえば書いてなかったので『おいしいコーヒーのいれ方』のファーストシーズン(10巻まで)をまとめて。

 一巻を買ったのはかなり前だったように思う。熱心に探しはしなかったものの、本屋で続巻があれば買い、気が向いたら読み、また本屋に行った時に次の巻を買って帰る、みたいなことを繰り返していました。

 類稀な面白さだ、と絶賛するようなものでもないですが、安定して面白いので安心して読めるというドラえもん的な面白さ。作品の軸をぶらさずに、扱うテーマはちゃんとだんだんと深くなっているところなどは絶妙なコントロール。
 『星々の舟』はずいぶんと重たいなぁと思ったものだけど、こっちは文章も柔らかいし題材も必要以上にキツくない。色々なタイプの作品を書けるところは作家としてレベルが高いと思います。

 長い期間をかけて読んできたので、実体以上に美化しているような気がするけれどもまぁいいか。小説であっても長く付き合えば愛着がわくもので、今後も新刊を目にするたびに手に取るだろうと思います。二人がいさえすれば内容はどうでもいいかな、と思ってしまう自分がいて驚いています。自分にしては珍しいというか、前代未聞なんじゃないでしょうか。

 何故そこまで好きか、と言われると返答に困るのですが、過度にドロドロしないし、爽やかな甘さもあるし、かれんも勝利も彼らなりの一生懸命さが伝わってきて微笑ましいし(自分の年齢で微笑ましいと言えるのか疑問ですが)、全体的な雰囲気が好きなんだろうと思います。

 そんな雰囲気の中で、二人の行く末を温かく見守りたい。それは他の作品には抱いたことのない感情で、自分でも不思議なくらい。いわゆる萌えでもないし、親心でもないし(そもそもそんな年齢じゃないし)、恋愛感情でもないし、友人というわけでもない。でも彼らを見ていると優しくなれるような、不思議な感覚です。

おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)
(1999/06/18)
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2009.09.10 (Thu)

『ストーリーメーカー』

 『ストーリーメーカー』読了。何となく読んでみた。感想というか私的な要約。

 創作のための物語論とはサブタイトルがつけられているものの、読んだからといって、必ずしも物語が書けるようになるというものではありません。
 前半はまず物語を創造するための理論(厳密には「仮説」のような気がしますが)があって、それを実際のストーリーに当てはめて考え、「ハイ、理論に則っていますね」と帰納的に示してあります。挙げられている物語のパターンとして、

 ・(未知あるいは既知の世界に)行って帰る話。
  いわゆるシンデレラ曲線のようなもので、日常から非日常へ近づき、そして日常へ帰ってくるのが基本の文法であると述べます。

 ・通過儀礼
  子供が大人になる話とでも言えば分かりやすいでしょうか。古い例では父親を超える息子……などなど。

 ・物語のアウトラインを先に決めてしまう方法。
  大塚英志がお得意のパターンですね。主人公、敵対者、協力者などのキャラクターから、おおよそのストーリー展開までをあらかじめ決めてしまいます。つまり型にはめていきさえすれば物語が出来るという寸法。

 後半は、設問に答えていくことで物語を作ってしまおうという話。漠然とアイディアはあるが書けない、といった人たちに対するカウンセリングみたいなものです。曖昧な部分をだんだんと明らかにしていって、形あるものにしましょう、という。
 ここの設問はプロットに行き詰ったら使えるかもしれない。もちろん、何もないところからポンポン新作が飛び出すような性質のものではないですが。
 大塚英志はストーリーの作り手というよりは、物語を学問する人なのだろうとの印象を受けました。アカデミックな意味では色々と考えているのでしょうが、いざその創作理論を使ってみようと思うと使い勝手が悪かったり、抽象化されすぎていて何の対象も捉えていなかったりするのです。

 実際に読むだけで面白い小節がバンバン書ける、なんて本を流通させるのは書いた作家の首を絞めるだけなので、誰もやらないんでしょうね。ハウツー本には所詮、一番大事なところを除いた他の部分しか書かれていないと考えてかかった方が良いかもしれません。最も価値のある技術というのものは、そういう意味では一子相伝というか、門外不出なので、自分自身で努力して習得するしかないのでしょう。

ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)
(2008/10/09)
大塚 英志

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