2011.10.10 (Mon)
[まどかSS]杏さや
2011.07.31 (Sun)
電子書籍化してみたい。
「小指つなぎロジック」を電子書籍化してみました。
スマートフォンで見れるといいなーと思って。
Android用→ http://bit.ly/pPMPW4
PDF(PC等) http://bit.ly/p0uojX
スマートフォンで見れるといいなーと思って。
Android用→ http://bit.ly/pPMPW4
PDF(PC等) http://bit.ly/p0uojX
2011.06.19 (Sun)
生きてます。
あ、どうも。生きてます。
最近は就活で世間の世知辛さを知ったふりをしてみたり、
あと学生生活は三年くらいあるなぁと思ってみたり、
東方の二次創作したり、
まどマギの二次創作したり、
マミさんへ愛を注ぎ込んだりしています。
最近は就活で世間の世知辛さを知ったふりをしてみたり、
あと学生生活は三年くらいあるなぁと思ってみたり、
東方の二次創作したり、
まどマギの二次創作したり、
マミさんへ愛を注ぎ込んだりしています。
2010.08.29 (Sun)
水底の墓荒らし
まるで海底都市にプレゼントを届けるサンタクロースの気分だった。地上の光はゆっくりと失せていき、酸素ボンベの呼吸音だけが断続的に聞こえる。
壁を指で触れてみると、薄い煤の層が剥がれてコンクリートが見えた。炭鉱として使われていた時に溜まった煤が、湖の底に沈んだ後に時間をかけて取り除かれていった結果だろう。事故の起きた百年前のことに思いを馳せようとしていたら、じゅぼぼぼ、という音と共に上から足蹴にされた。
中指を立てるジェスチャー。意味を察するに、モタモタすんな馬鹿野郎。後ろが詰まってるんだ――あといくつかの罵倒というところだろう。あと、酸素もタダじゃねぇんだ、とか。
はいはい、と思いながら僕は指で丸めて、相棒にオーケーのサインを示す。沙紀が仕事に真面目なところは長所だと思うが、情緒とか他人の感情を少しは尊重してくれてもいいのに。
ライトの明かりを頼りにしばらく潜っていくと、浸水していない通路に出た。
水面から顔を出し、毒ガス検知器をセット。炭鉱にはメタンや一酸化炭素が充満していることが多く、気付かずにいるとその毒や窒息性によって死に至る。装置は無反応。後ろの沙紀にもジェスチャーでそれを伝え、酸素ボンベを外す。
「ぷはぁ」
「ぷはぁ、じゃねぇよ。潜行にどれだけ時間かけてるんだよ」
後から浮上してきた沙紀に頭を叩かれる。間違いなく美人の域に含まれる女性だが、その暴力性と口の悪さもまた一級品である。
「そんなに急かすなよ。数百っていう人間が死んでる場所なんだから」
「だから厳粛に、センチメンタルに浸りながらって?」
「そうなるだろ。普通の感情の動きとしては」
「私には理解できないね。事故が起こったのは一世紀近くも前の事だ。生きてる奴なんていない。岩盤の崩落で生き埋めにされたか、流れ込んだ地下水で溺死してるかのどっちかさ。そいつらのが心中した奴を蹂躙しよう私らに、死者に対する礼儀ほど無価値なもんはない」
沙紀は水から上がり、面倒くさそうに酸素ボンベを身体から外し、代わりに地上探索用の軽量なボンベに差し替える。
「お前は余計な感情に左右され過ぎだ」
そう言うと、沙紀は僕を置いて先へ行こうとしてしまう。
ちょっと待てよ、と僕も急いで水から上がった。
--------------------------------------------
画像をもとに何か書いてみる練習。地盤沈下で湖底に沈んだ炭鉱に煙突から潜っていくイメージ。専門用語を調べていけばもっと良くなるかも、と思ったけれど、途中まで書いて元ネタに気付いたのでここまで。
お題画像は天乃聖樹さん(twitter : Sephiroto)から頂きました。
壁を指で触れてみると、薄い煤の層が剥がれてコンクリートが見えた。炭鉱として使われていた時に溜まった煤が、湖の底に沈んだ後に時間をかけて取り除かれていった結果だろう。事故の起きた百年前のことに思いを馳せようとしていたら、じゅぼぼぼ、という音と共に上から足蹴にされた。
中指を立てるジェスチャー。意味を察するに、モタモタすんな馬鹿野郎。後ろが詰まってるんだ――あといくつかの罵倒というところだろう。あと、酸素もタダじゃねぇんだ、とか。
はいはい、と思いながら僕は指で丸めて、相棒にオーケーのサインを示す。沙紀が仕事に真面目なところは長所だと思うが、情緒とか他人の感情を少しは尊重してくれてもいいのに。
ライトの明かりを頼りにしばらく潜っていくと、浸水していない通路に出た。
水面から顔を出し、毒ガス検知器をセット。炭鉱にはメタンや一酸化炭素が充満していることが多く、気付かずにいるとその毒や窒息性によって死に至る。装置は無反応。後ろの沙紀にもジェスチャーでそれを伝え、酸素ボンベを外す。
「ぷはぁ」
「ぷはぁ、じゃねぇよ。潜行にどれだけ時間かけてるんだよ」
後から浮上してきた沙紀に頭を叩かれる。間違いなく美人の域に含まれる女性だが、その暴力性と口の悪さもまた一級品である。
「そんなに急かすなよ。数百っていう人間が死んでる場所なんだから」
「だから厳粛に、センチメンタルに浸りながらって?」
「そうなるだろ。普通の感情の動きとしては」
「私には理解できないね。事故が起こったのは一世紀近くも前の事だ。生きてる奴なんていない。岩盤の崩落で生き埋めにされたか、流れ込んだ地下水で溺死してるかのどっちかさ。そいつらのが心中した奴を蹂躙しよう私らに、死者に対する礼儀ほど無価値なもんはない」
沙紀は水から上がり、面倒くさそうに酸素ボンベを身体から外し、代わりに地上探索用の軽量なボンベに差し替える。
「お前は余計な感情に左右され過ぎだ」
そう言うと、沙紀は僕を置いて先へ行こうとしてしまう。
ちょっと待てよ、と僕も急いで水から上がった。
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画像をもとに何か書いてみる練習。地盤沈下で湖底に沈んだ炭鉱に煙突から潜っていくイメージ。専門用語を調べていけばもっと良くなるかも、と思ったけれど、途中まで書いて元ネタに気付いたのでここまで。
お題画像は天乃聖樹さん(twitter : Sephiroto)から頂きました。


